現地のインド英語と文化(しっかり聞き取ってビジネスに繋げる)
こんにちは。さくらリンケージインターナショナル CEO 上田怜奈です。 本記事は以前前身のさくらランゲージインスティテュートのブログに記載したものを、改訂し、転載したものです。 今回は現地のインド英語について、です。 タイトルに現地の、と書きましたが、日本や海外にいる国際的なインド人には必ずしも当てはまらない可能性があるということ、また本記事は違いについて面白おかしく取り上げるのではなく、いかに理解して、ビジネスをよりよく進める糧にするか、ということにフォーカスしてインド英語を語っていきたいと思います。 (参考)様々なインド英語をまとめた動画 まず初めに…いきなりですが、どうやってインド英語を聞き取るかということについてお話します。私は今でも時折、話者の出身国を問わず、商談等の英語通訳を引き受けるのですが(※2018年現在。今は、プロジェクト単位でのお引き受け、または通訳者紹介をしています)、そのとき、対象国の人が英語で話す動画を見てから臨むようにしています。 特に、いわゆるネイティブとされる国出身者以外(あるいはネイティブでも訛りが特に強いとされる地域。映画trainspottingなどはそれで有名ですね)の方がメインの話者になる場合は必ず、です。 そして、全体を通して、発音の癖を見ていきます(正確には、いろんな国の人の英語の発音自体はこれまで経験済みであるため、頭の中で改めて微調整する感じです)。 余裕があれば、おそらくこれが実際は一番大切なのですが、実際に自分でもまねて発音してみます。いわゆる音読です。 例えば、インド英語の場合代表的なものとしては r をやや巻き舌で、「ル」のように発音する、ということ(正確にはアラブ諸国などでも) car だったら、 カール のように発音する人も多い。これを知っているだけで、聞き取りやすさがぐっと変わるかもしれません。 parkは パルク です。 また、その他に特に印象的な発音としてはそり舌音です。英語でtとdと表記するところに多く、この音が現れます。実際、インドの公用語であるヒンディー語では、tとdとは別の(そり舌発音の)文字が当てられます。 ticket ティケット टिकट(ヒンディー語表記) doctor ダクタル डॉक्टर