企業トップの英語とコミュニケーションー海外出張編

こんにちは。さくらリンケージインターナショナル CEO 上田怜奈です。

本記事は以前前身のさくらランゲージインスティテュートのブログに記載したものを、改訂し、転載したものです。

今回は企業トップの英語とコミュニケーション-海外出張編というテーマでお話します。

企業トップと言っても、スタートアップ経営者と、大企業のオフィサー・役員の方では求められることが異なってくるかとは思いますが、今回は後者についてお話します。

また、海外出張とは書きましたが、海外からのゲスト、要人などをお迎えするときにも、参考になることもあるかと思います。

私はこれまで、多いときで年間200件の企業研修に加え、20名以上の大企業の社長や役員の方の英語研修や異文化コーチングセッションを行ってきましたが、海外出張の準備というのはその中でも特に多く行ってきました。

大企業の場合、企業のトップの方が海外出張をするときは当然のように通訳が手配されるため(社内外を問わず)、実際に自分の言葉で話される、というときは、会食のときだったり、式やイベントでの雑談、またはスピーチというケースが多いかと思います。

つまり、実際の業務に直結する、といった定型的なものよりも、時事的なことや、業界のホットトピックなどが多かったりするのです。

ですので、当然用意しておくべき事業の本筋を説明する内容に加え、下記のことに関する準備をおすすめします。準備には、事前に出そうな話題のリサーチとその話題に関する情報、その話題が出た際に使える英語の例文や用語などの用意が含まれます。

・日本で最近国際的に話題になったこと(BBCやCNN、それから訪問国のニュースを見て、日本というキーワードでどんなことが取り上げられたか調べることができます。また、日本の英字ニュース媒体で、その出来事をどんな風に英語で表現できるか知ることができます)

・訪問国で最近話題になったことで特に話題として取り上げやすいもの(事業への影響があるものだったり、国民として誇らしい出来事など)

・国際社会で話題になった、なっていること(G7や今であればCOVID-19の動向もそうですね)

・お互いの業界、あるいは近しい業界でのホットトピック

などです。

こういったことを、リストとしてトピックを選定し、情報を得るだけでも大きな安心感になりますし、英語でもしっかり網羅しておくと、いざというときに、通訳を介さなくてもちょっと話してみるか、という自信と行動に繋がります。

場合によっては、上記に、ニュースだけではなく関連書籍の読書とそのアウトライン、感想を英語でまとめておく、というのも入ってくるかと思います。

こういった武器があれば、会食でも、余裕をもって振る舞うことができるでしょう。

相手の話に対するリアクションや、それに対してまた英語で質問する、というのも意外と難しい、コツがいることですので、ぜひロールプレイで練習をして、ウィットの効いた、和やかな会話を愉しめるようにしましょう。

本日は以上です。

お読みいただき、ありがとうございました。

国際コミュニケーションのコンサルティングファーム

クオリティ翻訳/企業研修/欧州進出コンサルティング
さくらリンケージインターナショナル社 創業者兼CEO 上田怜奈

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